今朝「新現役ネット北海道」の朝食会がありました。
今日が初めての朝食会です。
その時メンバーの1人が国民経済白書の中から抜粋した「生活満足度」の資料をもとに話が盛り上がりました。
1981年から2005年度までの統計資料でしたが、国民1人当たりの実質GDPは右肩上がりになっているのにもかかわらず、「生活満足度」は毎年のよう低下しています。(添付資料)
勿論、「生活に満足する」という意味は人それぞれ違うでしょう。
お金があるかないかが満足の基準の人もあれば、食べることが出来、家族が幸せであればそれで十分という人もいます。
日本人は他の国の人達と比べ、生活水準は高いです。
そして、生活の中でいろいろな情報が入ってきて、欲望が膨らんで行きます。
その欲望を追い続ければいつまでも満足出来ないでしょう。
その朝食会で出た話しでもう一つは、この恵まれた日本を作り上げたのは「働き過ぎの国民」とか「モーレツ社員」と言われた人達が懸命に働いた結果だということです。
現在日本には「いかに働かないでいい生活をしようか」と考える若い人たちが多いように思います。
一方他の国、例えば中国やベトナムの人達は、昔の日本のように「モーレツ」に働き、裕福な生活をしようとし頑張っています。
だいぶ前になりますが、私は中国の留学生と知り合い交流が長く続きました。
彼のお姉さんが留学で日本に来た時も保証人にもなりました。
ある時、その中国人の彼は、奥さんと子供、それに病気のお父さんを日本に残し、一人でアメリカに渡っていきました。
日本で色々あり、日本に失望して、アメリカに行ったのです。
アメリカに渡ってから3年後、彼はラスベガスで起業し10名ほどの社員を抱える社長になり、家族をアメリカに呼び寄せました。
彼には特別すごい才能があるようにも思いませんでした。日本語は喋れましたが、英語はそれほどでもなかったです。
でも、彼は「モーレツ」に働いたのだと思います。
彼は数年前高いブランディーをお土産に遊びに来ましたが、その後疎遠になり、今は交流はありません。
でも、時々彼を思い出すたび、彼の情熱を感じます。
昔、彼の家族と一緒に食事をし、水餃子の作り方を教えてもらいました。
また、水餃子食べたくなりました。