携帯電話は世界で物凄い勢いで広がっているようです。
テレビを見ている時、砂漠に住む人達が普通に携帯電話を使っているのが映っていました。
それでその普及状況に興味を持ちました。
ある資料によると、2013年現在、携帯電話の世界での普及率は対人口当たり先進国128.2%、新興国89.4%、平均96.2%にもなって、毎年増加しています。
一方、固定電話は先進国41.6%、新興国11.1%、平均16.5%で各国とも年々減少しています。
昔、日本では固定電話は金持ちの象徴でした。
そして電話を設置する時、電話債券を買わされました。
私も銀行員時、窓口で電話債券を扱った覚えがあります。
確か1台当たり10万円位だったでしょうか。
電話を設備するには莫大なお金がかかるというのが電話債券発行の理由でした。
確かに電話局、交換機、、電柱設置、電線管理等の投資、そしてそれらのメンテナンスには莫大な時間と費用がかかります。
それに比べ携帯電話は極端なことを言えばアンテナ塔を立てればつながってしまいます。
固定電話に比べほとんど費用がかかりません。
だからこそ砂漠の真ん中に暮らす人も電話が使えるのです。
それはある意味、長年莫大の資金を投資はぜず、色々な苦労や努力も無く、成果の恩恵だけを受けている「幸運」のように見えます。
でも先進国と比べ技術の蓄積はありません。
人の教育もありません。
そこが国力の違いになってくるのでしょう。
なんだか人の成長に似ているように思えます。