昔はセイロンと言われ、セイロン茶として紅茶で有名です。
今は多くの日本企業も進出しており、その中でも陶器会社のノリタケは1972年から地元企業として根付いています。
このテレビ番組の中でスリランカ国民が如何に親日的であるかが紹介されていました。
そのもとになった大きな力はセイロン初代大統領であったジャヤワルダナ氏の力によるものが大きかったようです。
第二次世界大戦後サンフランシスコ講和条約の席上、当時大蔵大臣であったジャヤワルダナ氏の演説が日本を救いました。
当時は日本が独立国となるのに反対する国々がまだあり、日本の4分割論もあった中、ジャヤワルダナ氏は「日本があらゆる制約を受けずに自由と独立した国家として認めるように」と演説しました。
また、「日本はわが国と同じ仏教国であり、憎しみは憎しみによって止むのではなく、慈愛によって止む」と話し、大きな感動を呼びました。
そしてセイロンは対日賠償請求権の行使を放棄し、世界で一番早く正式に日本と外交関係を結びました。
サンフランシスコ講和条約に出席していた吉田茂首相はこの演説を聞き「日本は後世までこの大恩を忘れてはならない」と言ったそうです。
私はこのテレビを見て初めてこの事を知りました。
大恩を忘れてはいけないと言いながら、それが伝わらなかったのです。
昭和天皇の大葬の席で、当時現職を退いたジャヤワルダナ氏はアメリカより先にお悔やみを申し上げました。
ジャヤワルダナ氏が無くなる時、遺言で「片目をスリランカ人に、もう片方を日本人に」と角膜提供してくれたそうです。
現在もスリランカから日本への角膜提供率は世界一だそうです。(参照:インターネットブログJapaLanka)
このテレビ番組を見てスリランカという国に大変興味を持ちました。
機会があれが一度訪問したいと考えています。