今朝の日経新聞の一面に「高齢者働く人の1割に」という見出しの記事が出ていました。
主に人手不足の建設業界で高齢者の雇用が高くなっているためとのこと。
これは建設業界のことばかりではなく、日本人の高齢者の就業数は確かに欧米諸国と比べても断然高いようです。
ヨーロッパのイギリスやフランスは特に低いです。
そう言えば、昨年3女が嫁いだイギリス人のダンのお父さんは60歳過ぎたばかりですが、仕事をせず悠々自適に毎日自宅の庭いじりをしています。
古くて広い庭をマメに手入れしています。
素晴らしい「イギリスガーデン」が自慢の様です。
そんな生活も羨ましくもありますが、やはり日本人の私は働き続けたいと思っています。
その違いは宗教や倫理の違いかもしれません。
キリスト教、特にカトリックは「働くことは罰」の考え方があります。
だから早くリタイアして好きなことをしたいと思っています。
イギリスやフランスはカトリックです。
プロテスタントのアメリカは少し違います。
マックス・ヴェーバーが書いた「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を体現したアメリカは働く意義を見出しています。
この新聞の記事でもアメリカは日本と同じくらい高齢者になっても働きたいと思っている人は多いようです。
これから日本の高齢者が働き続ける人の割合はもっと増えていくでしょう
総務省の労働力調査では生産年齢人口を15歳~64歳としていますが、実情にはあっていません。
15歳で働く数は少なく65歳以上で働く人は増えています。
近い内に統計データーの変更もあることでしょう。