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株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

古い酒を飲んで考えました

今、我が家にはお酒が溢れんばかりにあります。
最近偶然にいただいたモノです。
その中に親戚から送られた酒があります。
その親戚は30年程前まで酒屋を経営していました。
酒屋を経営していたのですが、その親戚は皆酒が飲めなく、在庫として残っていたブランディーやウイスキーなど5本が送られてきました。
30年経ったお酒です。
周りの者からは「酢になっている」とか「おかしくなっている」とか言われました。
お盆に兄弟達が集まった時に開けました。
5本とも高そうなお酒なので、口はコルク栓になっています。
開けようと引っ張ると「ボロッ」と崩れてしまいました。
濾過しながら一旦別の瓶に入れ替えます。
それから皆でおそるおそる飲んだのですが、これが美味い!
10年モノのスコッチウイスキーなどは40年モノになって、味わいが深い。
その他もそれなりに美味しくなっていました。
それにしても思うに、お酒が飲めない人がよく酒屋を経営していけたものだと。
その理由は、2001年までは酒類販売には「アルコール専売法」と言う法律があり、免許制度で守られていました。
その権利を持つ者だけが販売出来ました。
その免許があったため、酒の事が分からなくても商売が成り立っていたのです。
今はその法律もなくなり、誰でも申請すれば販売出来るようになりました。
そうすると権利の上で成り立っていた店は必然的に淘汰されていきます。
塩もタバコもアルコールと同様に専売制度は廃止されました。
専売制の上に成り立っていた業界には競争がありません。
ですから胡座をかいていた店は自由競争の中では生き残れません。
TPP問題でもまた経営環境も変わっていくのでしょう。
規制で守られている業界は競争に弱い。
自力があり、競争の中で勝ち残ってきた会社のみが生き残れるのです。

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