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株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

経営理念の大切さ

今日も少しだけ盛和塾世界大会での事を書かせてください。
昨日も書きましたように、世界大会では8人の経営者による体験発表がありました。
その中から最優秀者が選出されます。
今回選出された経営者は株式会社オロの川田篤さんでした。
川田さんは現在40歳。
大学を卒業してすぐに友人と起業しました。
事業内容はビジネスソリューション事業、コミュニケーション事業を手がけています。
起業後14年たった現在、売上24億円以上、経常利益率も14%を上げ、従業員も300名を超えています。
国内各地に支社をつくり、マレーシア、ベトナム、シンガポールには現地法人を設立しています。
この若い経営者の体験発表の中で、私が特に感心した事があります。
それは起業当時の仲間のほとんどがまだ共に仕事をしているという事です。
一般にベンチャー企業の多くは、一時的に急成長しても長く続かず、事業が頓挫していきます。
その頓挫する大きな原因の1つが仲間の不和です。
もめ事が多くなり、ダメになっていく例が数多くあります。
そのようなベンチャー企業が多い中でこの「オロ」という会社はその轍を踏んでいません。
それは起業して早いうちに「仲間同士の価値観の共有」の重要性に気づいたからです。
会社で何か迷いが起きた時、何に基づいて判断すれば良いのか。
社員が何に向かって頑張るのか。
そのために経営理念を作りました。
「社員全員が世界に誇れる物(組織・製品・サービス)を創造し、より多くの人々(同僚・家族・取引先・株主・社会)に対してより多くの「幸せ・喜び」を提供する企業となる。そのための努力を通じて社員全員の自己実現を達成する。」
この理念を目的とし、またそれを判断規範として会社をまとめていったのです。
若い経営者が大切なこの点に早くに気づいたことは素晴らしい事です。
その結果が24億円を超す売上げとなっているのでしょう。
今後の目標は100億であり、将来は日本ばかりでなく世界に通じる会社にしたいという抱負を語っていました。
川田さんは札幌出身との事。
尚一層、この会社の成長を見守りたいものです。

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