5年前まで私は黄色い家に住んでいました。
この家は35年程前に建てましたが、今でも土台も躯体もしっかりしています。
昔の住宅と現代建てられる住宅と大きく違うのは、使われている材料です。
昔の住宅はドアや窓の枠は無垢の木、床も銘板を貼ったフロアー。
外壁はモルタルで煙突付きです。
今の住宅は枠・ドアも天井・床も全てビニールのようなシートが張られています。
天井・壁・床は全部が化学的シートの囲まれ、湿気を吸収してくれません。
見た目はきれいですが人には優しくありません。
今度この黄色い家に、私の末娘一家が入ります。
生まれた孫が心臓が悪く、未だ呼吸器をつけている状態。
お祖父ちゃんとしてはその孫のために貸す事にしました。(賃料はしっかり取りますよ。)
傷ついていた床は無垢材のフローリングに変えました。
畳や壁紙も張り替え、キッチンも新品のシステムキッチンに替え、灯油タンク、ストーブも新品。
専門業者に最後の清掃もしてもらい、明日引っ越しです。
引っ越しする前の今日は、琴似神社の神主さんに来ていただきお祓いをします。
この黄色い家は私達家族を守り、5人の子供達が元気に育った家です。
これから末娘家族も守ってくれる家だと信じています。
尚、この家が黄色いのは、風水を意識したわけでなく、きれいな芥子色を目指したのが、目指したモノと違って単に黄色い家になってしまいました。
明日、私は引っ越し要員になっていないので、引っ越しの間は孫の面倒を見ています。
少し楽しみです。