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起業メンター日記

認知的焦点化理論

認知的焦点化理論.jpeg昨日、机の中を整理していたらプレジデントという雑誌の切り抜きが出てきました。
その中に、京都大学大学院工学研究科の藤井教授が唱えている「認知的焦点化理論」についての記事が出てきました。
これは人が心の奥底で何に焦点を当てているか。
そこに着目した心理学上の研究です。
この理論では「利己」と「利他」の関係を説明し、結果「運がいい人」と「運が悪い人」に分けられることを理論的に説明しています。
簡単にその内容を書きます。
自分はそんなに悪い人間でないつもりなのに、いつも損をする。
頑張っているのに不運続きだ。
そう思っている人は一度、自分の心の奥底で本当に何に焦点を当てているか、考えてみることです。
人を陥れるほどのことをしていなくても、自分の不安感や近い将来のことばかり気にしていないでしょうか。
図に示すように、「利己」と「利他」は別次元に位置する対立概念でなく、地続きの連続するものです。(図はプレジデントに記載されているものです)
そして「利己」と「利他」は面積の大小の程度です。
一見、気が利くタイプなのに評価が上がらない人は、自分の心の幅、つまり潜在的な配慮範囲が少し狭く、利他性が低いことに原因が潜んでいるのかもしれません。
他の人のことも思いやる、配慮範囲の広い考えを一度してみてはいかがでしょうか。
私はこの藤井教授の理論を改めて読んでみて、ストンとお腹におさまりました。
稲盛和夫さんが言われる「善行、利他行を積む」
それが心理学的に説明されています。
「認知的焦点化理論」
ご興味ありましたら探してみてください。
ネットですぐに出てきます。

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