ある会社の工場でわざわざ不良品を流しているというのを雑誌の記事で読んだことがります。
なぜそのようなことをするかというと、不良品のチェック体制を確認するためです。
これは社員を信用していないのかという感情論もあるでしょう。
しかし、どんなしっかりしたチェック体制を作っても、チェックするのは人間。
いくら人間性が優れている人でも時としてミスをします。
でも「人間だからミスも仕方がない」ではすみません。
ちょっとしたミスで会社が消滅してしまうことがあります。
不良品を流し、それ見逃した場合、何が原因だったのか。
改良の余地はどこにあるのか。
それがわかります。
「人は信用しても、その仕事は信用しない」
これが品質管理には必要なことです。