私がいつも読んでいる武沢信行さんのブログに書いてあった話です。
とても参考になる話でしたのでご紹介します。
武沢さんが友人と食事に行った時の話です。
そのお店は満席で、接客サービスをする中居さんの動きはキビキビしています。
動きはキビキビしているのに、どことなく落ち着きがあります。
中居さん相手に、つい軽口をたたいたり、料理や酒の質問したりする余裕も出てきます。
同席した友人も同じように感じていて、感心していました。
仲居さんの「なにか違う」というのは、目にみえる会話やサービスのことではないようです。
目にみえない何かの雰囲気が違うのです。
食事が終わり会計の時、武沢さんは店長を呼んでそのことを聞いてみました。
店長が言うには「混んでいる店特有のバタバタした接客では中高年のお客さまは納得されません。
ですから当店では【5秒ルール】を徹底させています」
それは、お客さまとの会話が終わってもすぐに立ち去るのではなく、5秒間そこに残って、にこやかにたたずんでいなさい、と定めたルールだったのです。
それは一流の料亭や割烹では自然にできているサービスでもあるそうです。
その5秒によって追加の注文がもらえることもありますし、お客様とのコミュニケーションが深まります。
この「5秒ルール」接客業には大切な要点のように思います。
近所のレストランに入った時、ウエイターやウエイトレスの受け答えも良く、キビキビ働くけれど、マニュアル化したサービスのように思えることがあります。
食事が食べ終わると、サッとお皿を下げてしまうこともあります。
「5秒ルール」
このたった5秒の余裕がその店の評価を上げる。
いい話をいただきました。