以前集めた資料を見ていると、12年前のマーケッターの話がありました。
当時のマーケッティングについてです
それによると当時、消費者は「総マーケッターになっている」と述べています。
消費者が売り手に負けないほどの知識を持ち、売買の主導権を消費者に取られているのです。
彼はそれの対処として、売り手側が「プロの消費者になる」ことと断じています。
消費者は「買う・持つ」ことの知識は熟知していますが、それを「使う技術」は未開拓なので、それを教えていくことで売り手側が優位に立てると言うのです。
しかし、それから12年後の現在、ネットの社会ではその「使う技術」も自由に手に入れることができます。
欲しい情報は無料で手に入れられる時代です。
売り手が「使う技術」を教えることは必要なくなっています。
それでは売り手側が優位に立てるに必要なものは何か?
それは無いと思います。
現在は売り手が消費者より優位に立てる時代ではなくなっているのです。
消費者に選ばれるモノが「売れる商品」となります。
いつまでも売り手側が優位と考えていると、商品が売れない苦しみに陥ります。
ただ、それの解決の1つに「検索キーワード」があるのではないでしょうか。
ネット上で検索されている「キーワード」とは「知りたいキーワード」であり「売れ筋のキーワード」でもあります。
この「キーワード」を分析し、消費者が求めているモノを知ることで商品作りに生かせます。
私の知人はこの検索キーワードの達人で、彼の会社は急激に売上を伸ばしています。
これからも消費者の購買心理は変化していきます。
世の中の急激の変化に売り手がついて行けるでしょうか。