優れた経営者は常に気配りが出来ていて、時に大胆な決断をしてしまう人です。
元首相の故田中角栄という人は政治家ですが、そのような行動をしている人でした。
以前読んだ本にありました。
「冠婚葬祭は重要だ。特に『葬』は特に重要だ。『冠』『婚』『祭』の時は本人も喜んでいるし、周りの人達もお祝いに来て楽しい時。
でも、『葬』の時は喪主は悲しく、誰かの慰めが嬉しいもの。
だから、知人で不幸があったら、何をおいても駆けつけるべきである」と言ったそうです。
日常の些細な事でも、気にかけて上げると人は喜ぶのです。
逆に、些細な事だからこそ感激するのかもしれません。
田中元首相はチョット知っている人でも、その人の子供が小学校に入学する時には、秘書に行ってお祝いを届けたりしたそうです。
それでいて、田中元首相は「日本列島改造論」という大胆な施策をし、日本を大きく変えました。
田中元首相はロッキード問題で失脚しましたので、全てを認めているわけではありません。
しかし、強力なリーダーとして、理想的な姿かなと思います。
民主党の小沢一郎と言う人は、世間の評価では好き嫌いで大きくわかれます。
小沢さんは田中角栄さんに息子のように可愛がられました。
田中さんの考えを受け継いでいるように見ます。
京セラ名誉会長の稲盛和夫さんのお父さんが亡くなった時、小沢さんは忙しい身でありながら、鹿児島で行われたお通夜、告別式の両方に出席して、稲盛さんを感激させたそうです。
それが稲盛さんと小沢さんと親しくなったキッカケかもしれませんね。