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起業メンター日記

右の頬を叩かれたら

以前ネットを見て知った話です。
「右の頬を叩かれたら、すぐさま左の頬を出しなさい」というキリストの言葉があります。
この言葉の解釈について書かれていました。
それまで私はこの言葉は「叩いた相手を許しなさい」という寛容の精神を表していると思っていました。
ところが違うようです。
多くの人は右利きです。
相手を叩く時、人は右手で相手の左の頬を叩きます。
ところがキリストの言葉では右の頬が叩かれたのです。
相手の右の頬を叩く為には手のひらの裏で叩かなければなりません。
裏拳です。
当時これは相手を侮辱し、奴隷とみなす行為だったそうです。
卑しい奴隷を叩く時、手のひらで叩くと手が汚れると思って手の裏で叩いたのです。
叩かれた者はその侮辱的な行為に対して左の頬を出します。
左の頬を出されると今度は手の「ひら」で叩くことになります。
それで「上下」関係でなく「対等」の関係になれます。
逆に言うと、これは主人にとっては屈辱的な行為です。
キリストの言葉は人間の尊厳について語られているのです。
普段使っていることわざの中には、真意は違うことわざが結構ありそうです。

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