「お客様のニースに合った商品作り」
よく言われる言葉です。
一方、街中に行くと商品があふれています。
全てがお客様のニーズに合った商品です。
でも欲しいものはありません。
必要なモノは買います。
しかし決してお客様のニーズに合った商品が売れるとは限りません。
それではどうしたら売れるのか。
驚きや感動を与えるモノがいいと言われます。
確かにそうかもしれません。
珍しいモノや体験は人をワクワクさせてくれます。
ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどはその例でしょう。
しかし、これも常に変化していかなければ飽きられてしまいます。
もう1つは、ターゲットを絞り、限られた分野や人に対して商品化する。
ニッチの市場です。
そして、今注目されているのは、隠れた需要を堀起し、それを顧客に教えて、伝え広めることでしょう。
そのいい例がユニクロの「フリース」
ユニクロの「フリース」は1994年に発売し、98年にフリースブームを巻き起こしました。
顧客に「フリース」の温かさを教え、伝え広めて行き、ユニクロのブランド急成長の重要なアイテムになりました。
「お金はあるけれど、欲しいモノがわからない」というお客様の心理。
その心理を汲み取った商品作りが需要になってくるのでしょう。