本を読むのに「速読」という読み方があります。
1分間に1200語読んでしまうそうで、1冊の本をアッと言う間に読み終えてしまいます。
その上、内容も理解しているそうです。
羨ましいことです。
私は「速読」どころか「遅読」です。
歳を取ると尚その傾向が強くなりました。
本を読んでいる最中、何度も読み返すこともあります。
読み終わっても「いい本だったな」と思うのですが、内容を忘れていることもあります。
「本を読んだ」という思いだけになってしまいます。
その為、私は「読書ノート」を作ることにしています。
本はマーカーを引きながら読みます。
読み終えるとマーカーを引いた部分を抜粋してノートに書き写します。
そうすると同じ本を2回3回読み返すことになります。
1冊読み終えるのに数日かかるほどの「遅読」です。
「読書ノート」を作って気付いたことです。
本の要点を抜き出したそのノートを読み返してみると、読んだ別々の本の内容がお互いに絡み合ってきます。
化学反応を起こしたように、時に新しい考えや気付きが「フッ」と湧き出てくることがあります。
難しい本を読んでいると時に眠気に襲われてきます。
この眠気に負けず、これからも読み続けたいと思います。