小説を読んでいると、ストーリーの中に東京芸術大学(芸大)受験のことが書かれていました。
芸大は芸術家を育てる大学の最高峰です。
優秀な芸術家を輩出しています。
その芸大に入学するには技術選考の前に学科試験があります。
音楽関連は国語、外国語(英・独・仏)の2教科。
美術関連は国語、外国語、地歴など3教科。
芸大に入るためには、どんなに芸術的才能があっても学科選考を通らなければ入れません。
妻とも時々このことを話をします。
人の技術的・芸術的才能を伸ばすのに、足かせとして、学力が一定基準を満たさなければならないというのは少しおかしい。
どの分野においても、人の才能を伸ばすのであれば、小さい頃にその才能を見つけ伸ばしてあげる。
皆が平等という名の下に、画一的な教育をするより、その子の優れたところを伸ばし、芸術家、職人、俳優になっていく生き方の方が余程その子のためです。
好きなことをして、その才能を伸ばしていく内に、英語や歴史や国語が必要になっていきます。
その時に学べばいいのです。
その時に学んだ方がが本当に身になっていきます。
私の妻は芸大に入れるほどの技量はありませんが絵を描きます。
長女も美大卒です。
そのようなこともあって、つい画一的な教育について書いてしまいました。