26日、北海道新幹線が開業しました。
朝から全てのテレビ局はこればっかり。
開業前からマスコミ挙ってお祭り騒ぎです。
しかしそのマスコミも開業後は例によって、新幹線の問題点を上げて否定的な論調になるのではないでしょうか
北海道新幹線の経済効果は140億円と言われていますが、新幹線の収支予想は48億円の赤字です。
48億円の赤字は税金で補われるのでしょう。
これが札幌延伸となる15年後まで続くとすると720億円の赤字です。
開業フィーバーが続いている開業後7日間の満席率は25%程度です。
その上、年間48億円の赤字予想も「取らぬ狸の皮算用」的な数字かもしれませんので、実際はもっと増える可能性もあります。
この風景は昔のことを思い出します。
JRの前の国鉄時代、線路の延伸は政治家、土木業者を中心とする経済界が中心になって推し進められてきました。
結果、国鉄は莫大の借金を負い、税金投入が続いていました。
やっとの思いでその国鉄を整理し、28年前に民営化され国鉄はJRになりました。
しかし今また、その繰り返しのようです。
現在の日本の借金が1000兆円を越して出血が止まらない、社会保障のお金が足りないと言われる状況の中で、また税金が投入されます。
誰がその責任を負うのでしょうか。
札幌延伸は必要ないと思います。