私は今、札幌の大通高校で週に1度「自分の会社創り」という講座を担当しています。
この講座には社会人と高校生が参加しています。
先日の講座では各自に自分が創りたいと思う「会社の業種」は何か考えてもらいました。
社会人と高校生が混ざって3つのグループに分かれ、その中で互いにアイディアを出してもらいました。
喫茶店やイタリアンの店、ネット販売などが出てきましたが、それがどういう店や会社なのか。
それがなかなか出てきません。
まだ本当に「したいもの」が見つからないからなのでしょう。
例えば「◯◯屋さんをしたい」と思ってもどのような営業をしたいのか。
「業種」は出てきますが「業態」が出てきません。
それでは前に進めません。
その時、目安になるのが4つの切り口です。
「モノ」「ワザ・スキル」「知識・情報」「場」
この4つの内、何を売るのか。
喫茶店でも「モノ」としてコーヒーを売るのか紅茶かまたは日本茶や中国茶。
「ワザ・スキル」としては、優秀なバリスタの技術を売り物にするのか。
「知識・情報」として同じコーヒーでも世界中のコーヒーを売るのか。それとも産地に特化しするのか。
「たまり場」として「場を提供するのか。
この4つの切り口で経営を考えると、具体的な運営の姿が見えてきます。
次回の講座ではこの点を具体的に説明していきたいと思っています。