先週末、整形外科のリハビリ―で治療を受けていた時のことです。
70歳くらいの男性が治療が終わり室を出ていく時、出口のところで中に向かって深々とお辞儀をしました。
誰にというのではなく自然としたのでしょうが、私はハッとして感動を覚えました。
私なんかしようと思っても照れくさくて出来ないことを、自然とするカッコ良さを感じます。
もう一つ、ずいぶん前んになりんすが、自宅の2階から何気なく外を見ている時でした。
道路を挟んだ向かいの家で、灯油の給油を終えた作業員が玄関の郵便ポストに給油済み書類らしきものを入れた後、道路に出たところで家の方に向いて深々とお辞儀をしました。
この時もエッと驚き、そして感動しました。
この瞬間に「この会社はいい」と思いました。
雪のないところに住んでいる人はわからないかと思いますが、北海道のほとんどの家には屋外に灯油タンクが設置されており、定期的に給油する契約になっているところが多いです。
留守中でも給油していくので、先の作業員は留守の家に向かってお辞儀をしたのでしょう。
彼は会社の方針でそのようにしているのかもしれません。
パフォーマンスと言う人もいるかもしれませんが、「ありがとうございました」との気持ちを持ってのお辞儀は
素晴らしいです。
会社がいくら指導してもしない人もいますが、彼のお辞儀を見ていると「ありがとうございました」の声が聞こえそうなお辞儀でした。
いつどこで誰が見ているか分かりません。
1人の作業員の行動一つでその会社の評価が変わるだろうこと実感しました。
私の家の灯油も彼の会社にしようと思ったのですが、私のところは親戚の燃料屋さんに頼んでいるので残念ながら出来ませんでした。