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株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

経常利益率

今朝の朝刊に「7%の壁」という言葉が載っていました。
上場企業の経常利益率が7%を突破したようです。
長い間、経常利益率7%を超えられず、壁のような存在だった。
それを超えたのはバブル崩壊後初めてだそうです。
経営規模の小さい企業では経常利益率が7%を超しているところも多くありますが、しかし何千億の売上のある大企業がそれを達成するのは大変なことです。
京セラ名誉会長の稲盛和夫さんは常に「会社の経常利益率は10%を超さなければいけない」と語っています。
稲盛さんが経営してきた京セラは過去、経常利益率10%を切ったことはありません。
これは大変なことだと思います。
5年ほど前まで私のレンタルオフィスに入居されていた起業家の話です。
ある時、我が社に来られ言いました。
山地さんに言われたように、しっかり稼いで税金を払っています。
いくら位納めたの?と聞くと、その額は約4000万円。
売上が3億円位?で、経常利益率はわかりませんが、経常利益が1億円とのことです。
従業員5名ほどのIT関連の会社です。
以前に私が彼に話したことは、「仕事が上手く行き、利益が出たらちゃんと税金を払うのですよ。
節税と称して、納税額を減らすために無駄な経費を使い、利益を少なくするようなことをしてはいけない。
しっかり稼ぎ、しっかり納税しましょう。
それで残ったお金が会社の財産になるのです。
それが内部留保というもので、それを積み重ねていけばチョット位の不景気が来てもビクともしない会社になれます。
従業員を首にしないで持ちこたえれます。」
そのようなことを話しましたが、良く覚えていてくれたものです。
この話は稲盛さんからの受け売りですが、本当にそう思っています。
会社経営者は高い経常利益・経常利益率を目指さなければなりません。
それが経営者の大事な役目なのです。

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