先日、ある経営者の話を聞きました。
彼は父親の理容室を受け継いで22年。
現在は千葉県内で40を超えるヘアーサロンを展開しています。
父親から会社を引き継いだ時は店舗が1つ
売上が年間5000万円。
経常利益は65万円ほどでした。
長男は理容室を引き継がず、別の道へ
次男である彼は引き継いだ後「何でこんな店を俺が・・・!」と悩んだそうです。
その会社は22年後、売上15億円、経常利益1億5千万円を出せる会社になっています。
従業員の給料も他のヘアーサロンより年収で100万円高く支給しているそうです。
それで利益率10%はすごい会社です。
昔からある美容室や理容室。
なかなか業績が上がらず、店をたたむところもあるようです。
そのような平凡な業種なのにこの業績拡大。
経営者によってこうも変わるのです。
同じ業種でも経営者の考え方1つで大きく違っていきます。
もう1つ別の例です。
同じ様に昔からある店の紹介。
私の母方の祖父の店は酒類・米類を扱って居ました。
その店は伯父の代でローソンのコンビニなりました。
私の従兄弟は別の会社に勤めていたのですが、嫌々その店を引き継ぐことになりました。
嫌々引き継いだのですが、彼は考えました。
どうせ引き継いだからにはコンビニの店舗拡大を図ろうと頑張りました。
その彼はもの凄い馬力がある人です。
30年ほどの間にローソンの店を45店舗ほどに拡大しました。
売上等は分かりませんが、「コンビニは儲からない」と言いながら、札幌の地下街や千歳空港の国内線、国際線のターミナルビルにも出店しています。
酒類・米販売の店にしても、理容室にしても、どこにでもある店です。
決して目新しいビジネス形態ではありません。
それでも経営者によって店や会社は変わっていくのです。
経営者の考え方と行動力。
如何に大切か考えさせられます。