お金があっても使わずにいる生活と好きなモノを買って満足する生活を選ぶとすると、どちらがいいかというものです。
私もその人もお金があっても使わない生活を選びました。
普通、金を稼ぐ目的は、欲しいモノを買いたい、美味しいモノを食べたい、好きなところに行きたいからお金を稼ぐのでしょう。
そうするともっと高いモノを買いたい、もっと美味しいモノを食べたい、行きたいところが増え、益々頑張って稼ぎます。
そうすればお金が回り日本の経済が良くなってきます。
それでは、お金を稼いでも使わず貯めておくことの何がいいのかというと、お金があれば何でも買えるという「可能性」です。
いつでも買えるという「心の満足」なのです。
必要なモノ以外は、いつでも買えるけど買わない。
本当に必要なモノは、以前にもこのブログで書きましたが、気に入ったのを「一点豪華主義」で買うだけ。
お金があっても使わない、モノ以外の楽しみ喜びを見出せば、よりその傾向は強くなります。
今の日本はそんな気持ちを持った人が増えているのかもしれません。
だから日本の中でお金が回らず、経済が浮上しないのかもしれません。
企業も同じです。
稼いで、その上借金をして、次から次へと事業拡大をしていく会社と、しっかり内部留保を充実させていく会社があります。
どちらがいいかは一概に言えません。そして極端であってもいけません。
会社は適正な利益を出すことが基本です。
事業拡大してもそれに伴う経常利益が10%程度生まれていればいいのですが、3%・5%では自転車操業になります。
個人がお金を貯めているのと同じように、会社もある程度の内部留保が有るか無いかによって、経営者の心の余裕が違います。
お金があれば、嫌な仕事を断ることが出来ます。嫌な人に頭を下げる必要もありません。
会社が投資しなければ益々経済活性化しませんが、個人も会社も今は自己防衛を考える時かもしれません
今は、先を見分けていく力を蓄え、蓄えた力とお金を「一点豪華主義」的に使う時期をうかがう時です。