仕事でも家庭でも人を注意する時は気を使います。
時には自分の気持ちをぶつけたりします。
それが必要な時もあります。
松下幸之助さんも稲盛和夫さんも叱る時はしっかり叱ったと言っています。
尊敬する人から叱られたら、叱られることさえ嬉しくなることもあるでしょう。
しかし、多くの場合はそうではないのかもしれません。
昔の私は感情のまま怒ったことが多かったと思います。
叱ると言うより怒っていたのです。
それでは反発されるだけです。
叱る目的は、その人が間違いを認識して正して欲しいから叱るはずです。
しかし実際は叱られた人は「そんなに怒らなくてもいいのに」とむくれてしまいます。
今の私は年なのでしょうか、それほど怒らなくなりました。
叱る時は、その人がその時に起こした背景・状況を把握するように努めています。
そうすれば、それが起きた理由が理解出来ることもあります。
その間違いを起こした本人が「自分が間違えていたな」と思うように諭してあげる話し方が有効なのです。
その時に使ういい言葉があります。
これはある雑誌に載っていたのですがご紹介します。
何かあった時「君なら出来るはずだ」「これは君にしかできないはずだ」と言ってあげるのです。
本人に期待していることを伝える言葉としては、大変的確な言い回しと思います。
叱る時も「君らしくないね」と言ってあげるといいですね。
このような叱り方によって、叱っている人も心穏やかになっていけるのです。
言葉一つで人は変わります。