昨日銀行に行く用事があり、ロビーに座ってあらためて気付いたのですが、最近銀行の女性行員は制服を着ていないのですね。
地元の北海道銀行、北洋銀行ともに制服が廃止になっています。
私服で仕事をしています。
今は制服廃止の傾向なのでしょうか。
以前はどの銀行も女性行員は制服を着ていました。
私が北海道銀行に勤めていた大昔、森英恵デザインの制服を着ていました。
制服廃止は銀行の業績低迷が続いたため、経費削減が大きな要因なのかもしれません。
でも最近その制服も北海道銀行では4月から復活するという話もあります。
制服着用の目的は何でしょうか。
「制服を着ていないと行員とお客さんの区別がつかない」というお客様側の意見もありますが、制服着用の目的は別のところにあると思います。
制服の代表は軍隊です。
その他警察、消防士、鉄道員・駅員、病院の医師や看護師、ホテルマン等で、その姿を見てすぐ判別できます。
私はその判別できること以外に、制服着用には大きな意味があると思います。
それは帰属意識です。
同じ制服を着ることで、仲間意識、統一感、ロイヤリティ等が生まれます。
軍隊や警察、消防は特にそれが求められる仕事です。
企業でも以前は女性は制服を着ているところが多くありました。
特に日本が高度成長期はそうでした。
「金太郎飴」と揶揄されますが、同じ考えを持ち、同じ方向に向かって頑張る時、制服というのはその一体感が生まれやすいのです。
男性も統一性を持つために、同じネクタイをするというのもありました。
それも統一感を持つには有効です
現在私が入会していますビール会も赤いネクタイ着用が義務です。忘れると罰金を取られます。
これも仲間意識保持が目的です。
統一感がなく困っている会社は、制服までいかなくても、チョットした遊び心的発想でネクタイくらいから始めてみると、思いがけない効果があると思います。
如何でしょか?