以前にもご紹介したかも知れませんが、「紅型(びんがた)染」をご存じですか?
「紅型」とは沖縄伝統の染物で琉球王朝時代からの伝統あるものです。
昨日、その紅型染物の展示会に行ってきました。
作家は山本ふじのさんです。
山本さんとは、私が月一回開いている「京セラフィロソフィ勉強会」で知合いました。
展示物はタペストリー中心ですが、その明るい色調と独特な構図。
魚のバラクーダ、ヒガンサクラ、マブヤー(魂)等が彼女独特の世界観で描かれ、見あきない魅力ある染物です。
山本さんは今札幌在住ですが、数年前まで沖縄で活躍していました。
沖縄では「りゅうぎん紅型デザイン公募展」(現「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」)で平成16年度の大賞に輝いています。
山本さんは今月31日にフランスに旅立ちます。
フランス人とパリ郊外に暮らす予定だそうです。
彼女の才能がフランスの地でより大きく開花し、芸術の国で認められるような予感がします。
この展示会は30日までです。
ご興味がある方は是非この機会にご覧になってください。
そして彼女と話をしてみてください。
きっとその世界観に引き込まれてしまいますよ。
ふじの紅型染工房=「反映する庭―II」 『沖縄のファブリック伝統工芸びんがたの世界展』
■開催期間:2011/3/23~2011/3/30 ※日祝定休
■ 10時~19時 ※月曜 12時~18時
■ 会場 札幌アリアンス・フランセーズギャラリー
(札幌市中央区南2条西5丁目10-2南2西5ビル2F)
■ 入場料 無料
■ お問合せ 011-261-2771