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起業メンター日記

12回「京セラフィロソフィ勉強会」2

今日は昨日に引き続き「京セラフィロソフィ」の中の「真の勇気をもつ」の紹介です。

稲盛さんはこの事について下記のように言っています。

仕事を正しく進めていくためには勇気が必要です。ふだん私達は、周囲の人から嫌われまいとして、言うべきことをはっきり言わなかったり、正しいことを正しく貫けなかったりしてしまいがちです。

仕事を誤りなく進めていくためには、要所要所で正しい決断をしなければなりませんが、その決断の場面では、勇気というものが必要となります。

しかしそこでの勇気とは蛮勇、つまり粗野で豪傑と言われる人が持っている勇気とは違います。

真の勇気とは、自らの信念を貫きながらも、節度があり、怖さを知った人、つまりビビりをもった人が場数を踏むことによって身に付けたものでなければなりません。

「社長として毎日仕事の中で『こんな問題があります』『あんな問題があります』と部下から相談を受けますが、その時に勇気がなければどうしても安易な解決法を選んで取り返しのつかないこともあります。」

「企業経営していくためには『勇気』は不可欠なのです。」

ただ、稲盛さんは「勇気」は「蛮勇」ではないと言っています。そして経営者には「怖がり」という資質が必要だとも言います。

「お金を借りるにしても、事業展開するにしても何をするにしても小心で、最初はビビってしまうようなタイプの人が、経験を積んでいく、つまり「場数を踏む」事で度胸を身に付けていく。このような人こそが真の勇気を持った人とい言うのです。」

私は昔に父からこれに近いことを言われたことがあります。

「濡れた丸木橋を下駄を履いて走るな!」

これは99%落ちる可能性があるのに、状況を認識しないで行動するということです。これは勇気があるとは言えません。

でも、こういう人は時々みかけます。

またその逆に、「石橋を叩いても渡らず、叩き過ぎて壊していまう人」は慎重過ぎて、結局一歩も前に踏み出せない人の例えです。

私は勇気を出すというのは、常に意識して持っていなければならない「心構え」だと思います。

特に今は、いつ何が起こるか分からに時代だからこそ、経営者に必要な資質なのではないでしょうか。

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