先週の土曜日にある講習会の講師として参加してきました。
起業した人と2代目経営者の勉強会です。
私は先月と今月の2回を担当しました。
今回の勉強会では、それぞれ経営の立場から課題を提示していただき、それについて皆で考え、述べ合う形式をとりました。
提示された課題を少し紹介します。
「目的と目標を自社でどのように掲げていけばいいのか」
「自分の仕事をどのように世間に知らせることができるのか」
「売上優先になり、利益が少ない現状改革」
「自社にある2部門を活用して新規事業開発の方法」
等です。
それぞれの問題に対して参加者から多くの意見が出ました。
この勉強会で私が心掛けたのは、一方的に私が話す事より、参加者それぞれが自分の考えをまとめ、発表し、同じことで悩む経営者同士の連帯感を作ることでした。
批判するような意見は出ませんでした。
この課題の中で参加者から出た意見を紹介します。
それはあるコンサルタントの人から聞いた話だそうですが、新規事業を考える時、「多柱戦略」するべきという考えです。
新規事業を検討する時、「利益が出る」とか「儲かる」とかの考えで事業を考えると、成果が上がりません。
自社の強みを分析し、会社を支える柱となる事業を開拓するのが多柱戦略なのです。
確かに基盤のしっかりした会社の事業展開は、「多柱戦略」が生かされています。
私も関係している住宅会社は、自社系列に家具製造会社、家具・インテリアショップ、結婚相談所、広告IT会社等展開しています。
それぞれが結婚⇒家具購入⇒住宅購入と繋がり、それらの会社の広告を一本化する広告会社があります。
この「多柱戦略」という言葉はGoogleで検索しても出てきませんが、新規事業展開の時の1つのセオリーなのかも知れません。