世の中では毎日のように事件・事故・災害が発生しています。
新聞、テレビではそれに対しての評論やコメントが多く出ています。
専門外のタレントまでもがコメンテーターとして評論し、それなりの影響を与えています。
彼らは「良いか悪いか」「○○だからダメなんだ」ということは言えますが、それならどうするのか、具体的に適合性ある解決策があるのかというと出てきません。
扇動的発言は多いかもしれませんが、責任ある発言はあまり見受けられません。
一方、起業、会社経営となるとそうはいきません。
起業する前は第三者的な発言で、「これはいけない」とか「こうするべき」とか言えても、実際に起業し会社を経営するとそれだけでは済みません。
実際に行動し、結果に対して責任を負わなければなりません。
起業する時に最初に意識変革しなければならないのはこの点なのかもしれません。
サラリーマンの時は、評論家やコメンテーターのように経営陣のやり方を批判しても、周りからはそれなりの考え方を持っていると思われました。
しかし、実際に重い責任を負って実行するかとなると、そうはいきません。
その境目が重要なのです。
日本人総コメンテーターと言われる今、付和雷同に流されず、自分を見失わない考え方と具体的行動のあり方を身に付けておかなければならないと考えます。
そのような訓練をするのも起業準備とも言えます。
経営者は常に現実問題に直面し、それに対するベストまたはベターな解決策を考え、行動し、最終責任を負っています。
常に真剣勝負の世界なのです。