昨夜は私が担当しています講座「身の丈起業のすすめ」の最終講でした。
5回講習のうち最終講ではグループごとの「事業計画発表会」でした。
前回に参加者を4グループに分け、それぞれで1つの事業を決め、事業計画書を書いてもらいました。
昨日はその「事業計画」発表会でした。
この「事業計画」発表の目的は、「ビジネスプラン」とか「事業計画」と聞くと、とても自分には出来ない遠い世界のことのように思っている人に、「それほどでもない」と思わせることです。
実際に発表された「スープカレー店」「家庭農園」「喫茶店」「エコツアー会社」の「事業計画書」はそれそれ自分達の思いが込められたものでした。
このようにグループ単位で事業を考えることによって、「事業を考えることは楽しいこと」を実感してもらうことです。
実際にそのグループメンバー同士が意見を出し合うことで、互いの考え方を学び、事業計画を書き上げることで、次回に自分の事業を作ることが出来ます。
あるグループには経理経験者もいたので、周到な事業計画書を作り上げていました。
この事業発表を聞いて、共通して思ったことは、お客様の絞り込みが不十分である点です。
これは事業計画を立てる上で一番大切なことです。
しかし、このことはいくら講義で話しても、理屈として分かり、「そうか」で終わってしまいます。
でもこのように実際に事業計画を立てたあと、指摘されると、そのことが納得できるはずです。
この「身の丈起業のすすめ」という講義は今年の1月2月にも行い、今回で2回目です。
また来年の冬にも開講したいと思っています。
それにしても「人に教える」ということは、「人から学ぶ」ことでもあると今回も教えられます。
楽しい講座でした。