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株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

社会起業家

今回の上京中はいろいな人と会いました。

その中でも、ある人とNPOや企業の活動、その為の起業について話をする機会がありました。

NPOは非営利活動団体だと言うことで、「利益を追ってはいけない」と誤解している人がいます。

ボランティアに近い活動をし、その活動原資は寄付金や補助金に頼ることだと思っている人がいます。

しかしそれではどんな素晴らしい活動をしても資金が続かなくなり、活動を中止し、NPO自体も有名無実化してしまいます。

結果サービスを受けていた人達に迷惑をかけることになります。

今はNPOでも事業型NPOとして社会起業家が注目されています。

Wikipediaによると社会起業家は事業成功による社会貢献を目的としていることから、「株式会社や有限会社の事業形態をとることもある。」と書かれています。

またWikirediaでは「ビジネスの起業家は、儲けと自分にどの程度報酬があったかで、その実績を計るのに対し、社会起業家は、社会にどれだけの強い効果を与えたかを成功したかどうかの尺度にしている。」と書かれています。

お金もうけではなく、社会的に役立つことを第一義に考える。お金は必要だが利益の最大化を求めない。社会的価値を創造する。それが、社会起業家なのです。

でもここまで来ると、一般の企業が目指すものと同じに見えてきます。

マイクロソフトのビル・ゲイツ、アップルのスティーブ・ジョブスはITによって世界を変えた人です。

最近ではFacebookを作ったマーク・ザッカーバーグも、社会価値を創造するということから、社会起業家と言えるのではないでしょうか。

NPOとか社会起業家というくくりで表現することで、一般企業家とあえて違った活動をしているように見えますが、ともに社会貢献が目的のはずです。

社会貢献をして利益を得ます。

人々に喜ばれる製品やサービスを提供できないところは売れず、必ず潰れます。

以前にも紹介しましたが、各企業の経営理念は社会貢献をうたっています。

パソナグル―プの経営理念は
「社会の問題点を解決する」
「私達は「人を活かす」ことをサービスの原点とし、常に高い志と使命感を持ち、新たな雇用インフラを構築し、さらなる雇用創造に挑戦し続けることを使命とする。」

オリエンタルランドは
「自由でみずみずしい発想を原動力にすばらしい夢と感動ひととしての喜びそしてやすらぎを提供します。」

ダスキンは
「経営理念を大切に、人に社会に『喜びのタネまき』を。
ダスキンは、利益追求のみならず、世の中の人に喜ばれる「喜びのタネまき」を実践し、地域の人々と喜びを分かち合い、物も心も豊かな暮らしに貢献することで、継続的な企業価値の向上を実現します。」

皆、社会貢献をしてうたい、その活動をして利益を得ています。

利益を得ているからこそ、継続して顧客への製品・サービスの提供が出来ます。

そして、その価値を求める多くの人達が増える為に、会社の規模が拡大して行きます。

NPO、社会起業家、一般の企業家の活動目的はそれ程大きな違いはありません。

ともに社会貢献をして、しっかり利益を出すことが大切なことだと思います。

多分、多くの人達とは意見の相違はあるでしょうが、私はそう思います。

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