私は子供の頃から「隠れ家」が好きでした。
小学校の時は、実際に友達と「隠れ家」を作り、自分たちだけの世界を楽しんでいました。
その「隠れ家」への思いは今でも続いていて、以前から「コルビュジェの休暇小屋」や「立花道造のヒヤシンスハウス」に関心を持っていました。
コルビュジェは有名な建築家であり、家具のデザイナーとして有名です。
立原道造は詩人として有名ですが、建築家でもありました。
「コルビュジェの休暇小屋」も「立原道造のヒヤシンスハウス」も大きさは8畳ほどです。
手を伸ばせばほとんどの物にすぐ手が届く広さです。
最近ではルーヴィスという会社が開発したPACO(パコ)という3メートル四方の大きさの家があります。
このPACOの開発者は「無人島で一人で暮らしてみたい」という考えを具体的にした家だそうです。
方丈記を書いた鎌倉時代の鴨長明も3メートル四方の移動式の庵に住んでいました。
人間にとって究極の住宅は「隠れ家」的な小さな家なのかもしれません。
これから一人で住むにはこのような小さな家が喜ばれるかもしれません。
建築費は安く、冷暖房などの維持費も安く、掃除も簡単で、家の中を動き回る必要もありません。
不必要なものを捨て、本当に大事なものだけ置き、無駄がありません。
誰かこのような小さな家を研究し専門会社を作れば、事業として拡大しそうな予感がします。