年のせいにしたくはありませんが、年と共に読解力が落ち、その内に流し読みになり、簡単に頭に入りやすい本しか読まなくなりました。
10年ほど前まで東京にいた時は、仕事に関する本も電車の中で読み、トータルでは今の3倍は読んでいたように思います。
私は風呂の中でも1時間ほどは本を読みます。
以前は難しい本も風呂の中で読んでいましたが、今は小説ばかりです。
風呂の中では本が濡れると思われますがそんなことはありません。
本を持つ手が濡れなければ大丈夫です。
以前読んだ雑誌の中で、ある経営者が新しい事業を勉強する時は、それに関する本を5冊ほど買い、主に風呂の中で読破したと書いてあったのを覚えています。
その人は風呂の蓋をテーブル代わりにし、その上に本とか筆記具を置き読んだそうです。
汗がたっぷり出ますのでタオルと飲み水は必要です。
風呂の中の読書は他のことに気を取られることなく、読書に集中出来るからいいのです。
その経営者の話によると、新しいことを勉強しようとすれば、それに関する本を5冊も読めば大体分かるそうです。
最近の私は少し小難しい本を読むと、なかなか頭に入らず苦労しています。
そんな時に最近気付いたのは、要約を書き留めるという作業がいいということです。
これは風呂の中では出来ませんので机に向かってします。
本を読み大事なところをマーカーで印をつけ、2度目そこのところを意識だとしても、それほど頭に残りません。
ところが少し面倒ですが大事なところを書き留める作業をすると、自然と頭の中で前後の文脈をつなぎ合わせ、その意味するところを理解するようになります。
勿論、全ての読書にこの方法は必要ありません。
読み飛ばしてしまって、要点だけを捕まえてしまう本もあります。
どちらにしても本を読むという行為をしなくなると、益々読むのに苦労するというのが実感です。
読む習慣をつけることこそが大切だと最近痛感している次第です。