今回の起業サロンは10回目になります。
参加者は15名で、約20年前に製作されました「てんびんの詩」という研修用ビデオを鑑賞しました。
私が若い頃、ある研修会で観たビデオです。
今、私は起業・創業のお手伝いをしている中でこのビデオを思い出し、最近になりインターネットで購入したものです。
近江の商家を舞台に、13歳の少年を主人公にして、「お客様に喜ばれて、初めて商売が成り立つ。自分の事ばかり考えていては商売に成らない。」などの商売の基本が描かれています。
「三方良し」とは「買い手良し、売り手良し、世間良し」をいいますが、この言葉は近江商人が作ったと言われます。
この言葉も近江商人の象徴である天秤棒から来ています。
前の荷物が買い手とすれば、後ろの荷物は売り手。ちょうど真ん中が世間で、ちょうど釣り合いがとれるいうことでしょうか。
このビデオを観て、改めて商売の基本は何か確認しました。
ビデオに描かれていることは、商売としては当り前のことで、言われてみれば誰でも知っていることです。
でも、知っていることと、出来ることでは大きな違いです。
私の周りの経営者達を見回しても納得します。
素晴らしい経営をしている人は「当り前のこと」を当たり前に、愚直に実行しています。