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起業メンター日記

3割バッター

今朝の日経新聞の「春秋」に将棋の羽生さんと大リーグのイチロー選手のことが書かれています。

羽生さんの王座戦連覇が19で終わり、イチロー選手の200本安打記録が10で切れてしまいます。

それに対して「記録はいつか途切れる。途切れてこそ二人の輝きが増す」と1ファンとして筆者は結んでいます。

私もこの2人には、常に挑戦するストイックな生き方に憧れみたいなものを抱いています。

この「春秋」の中に長嶋茂雄さんの言葉も紹介されていました。

3割バッターを評して「だいたい世の中で7割ミスをして、3割だけうまくいゆけば評価されるなんて商売は他にありますか?」と言っています。

私も最初は「なるほど」と思ったのですが、でもそうではありません。

一般の人は、ひとはうまくいっている会社や人を外から見て、常勝を羨ましがります。

でも実際は違います。

一見成功し続けているように見える会社や人も、その陰では7割以上の失敗を繰り返した上の成功なのです。

会社等は時として1割の成功率ということもあります。

発明王エジソンが電球を発明するまで1万回の失敗があったと聞きます。

失敗したところを表に見せなだけです。

野球のバッターも7割の失敗があって生まれる3割です。

その上野球の場合年間144試合ズーと挑戦し続けています。

また、試合以外でも個人トレーニングを重ねた上での3割です。

どのような世界でも100%うまくいくことはありません。

失敗を繰り返して、挫折を乗り越えて1~3割の成功を手に入れます。

またそれは1度きりではなく、その成功を積み重ねるのです。

ある程度の年齢になった時、自分の人生を振り返って見て、「一生懸命やってきたな。私は運が良かったな」と思うのです。

最近の若い人と話すと、運をつかむことばかりに気がいっているようで、本来自分のするべきことを一生懸命しているのかと疑問に思うことがあります。

一生懸命していれば運は後からついてきます。それは真実です。

それを早く知った人が成功すると私は信じています。

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