今週はノーベル賞週間だそうです。
この時期になると、7年前に北欧旅行した時、訪れたストックホルム市庁舎を思い出します。
そこはノーベル賞の受賞会場です。
新聞には今年のノーベル賞生理学・医学賞の最有力候補はips細胞を作製した山中伸弥京都大学教授だと報じられています。
また同時に、物理学賞の候補として青色発光ダイオード開発で知られる、カルフォニア大学の中村修二教授も上げられています。
2人とも今までのノーベル賞受賞者と比べて格段に若いです。
山中教授は49歳、中村教授は57歳です。
山中教授がips細胞を作製したのが2006年45歳の時です。
また中村教授が青色発光ダイオードを開発したのが1993年40歳の時です。
大学を卒業したのが22歳であれば、社会に出てから20年から25年でノーベル賞級の発明をしたのです。
私にとってみればその時間の短さは驚異的です。
勿論時間をかければ生まれるものでもありませんが。
山中教授のIPS細胞は病気を根本的に直す期待があり、中村教授の青色発光ダイオードのおかげでLEDが私たちの生活の分野で当り前に使われています。
2人の発明で私たちの生活が大きく変化しています。
山中教授と中村教授は傍目からの感想ですが、正反対のような性格に思えます。
山中教授は一時ウツやノイローゼになったといわれるくらい繊細な人。
中村教授は発明に対する不当評価に対して会社や、司法とも闘い続けてきた人。
性格は正反対ですが、どちらも「成功する人生の方程式」の通りに生きています。
人生の成功=考え方×熱意×才能
人類の為という高い志、誰にも負けない熱い思いを抱き、天才と言われる才能を生かし切ったその評価がノーベル賞候補者として認められたのでしょう。
お二人と同じように頑張っている若い発明者が日本にまだまだ多くいるのだろうと思います。
頼もしい限りです。