以前にも紹介しましたが、これはサッポロビールが愛飲者を増やすために作ったサッポロビールを飲む会です。
本来は母が亡くなって49日もたたないでこのような会に出るのははばかれますが、今回のビール会の幹事が私になっており、また会葬のお礼も兼ねて出席することにしました。
ただ、明日は会社の健康診断の日です。前日は禁酒しなければならないらしいです。
日のめぐりが悪いですね。
この西サッポロビール会は50年の歴史があります。
私の父も会員でした。その後私が引き継ぎました。
会員のメンバーは私より年配の人が多く、私はズーと若い方です。
参加されている多くは既に現役を引かれ、皆さんは月に1回開かれるこのビール会を楽しみにしています。
それなりに楽しい会です。
ただ、先にも書きましたが、若い人が少ないのです。
飲むだけの会では本当にビールが好きな人は入会しますがそれ以外はあまりいません。
若い会員が少ないという点では他の会でもそうです。
ロータリークラブやライオンズクラブは入会していることがステータスシンボルの会でした。
その会でも若い人がいないと聞きます。
その理由は年配の人が退会しないからです。
どのような会であれ、人脈を広げ、それを仕事に生かすことを目的に入会します。
30年以上前だと、現役の社長たちが中心となり、その社長同士の交流の場でまた商談の場でした。
そのような会であれば、皆が参加したくなります。
ですからその頃は入会規則も厳しいものでした。
そうなると益々その価値が高まります。
しかし今はその現役だった人達も仕事を離れ悠々自適に生活しています。
そして入会している会に出席することが楽しみになってきます。
こう言っては申し訳ないのですが、もう「老人会」になっているのです。
そこに入会した若い人は、その会では下の位置にいるので、いいように使われます。
ローターリークラブやライオンズクラブのように奉仕活動をするところではそれが顕著にあらわれ、若い人達に負担が多くなります。
益々若い人は入りません。
会則では退会年齢が書いてないところがほとんどです。
今の若い人達は新しい交流の場であり、商談の場を求めています。
その入会の目的からも、現役の社長の少ない会には入らないでしょう。
今後そのような会は消滅していくのでしょうか。
それを防ぐには退会年齢を明確にして、活性化していくことしか生き延びることが出来ないように思います。
現在は新しい交流会や商談を目的とした会等が出てきました。
ただ、必要かどうかは別にして、ロータリークラブやライオンズクラブに代わるステータスクラブはまだないようです。
ステータスクラブはやはり高度成長期の産物だったのでしょうか。