開始時間より1時間早く行き、前列から3列目に席を確保。
この講演会は1000名近くの人が集まりました。
確かに4名の講師陣の顔ぶれを見れば入場料5000円は安いでしょう。
白石豊さん、天外伺郎さん、西田文郎さん、土屋公三さん。
この講師お1人でもそれくらいのお金を払って人は集まるはずです。
最初の講師は福島大学教授の白石豊さんです。
白石さんはサッカーの岡田監督のチーム作りをワールドカップ終了まで関わり、また阪神の下柳選手、日本ハムの田中賢介選手等アスリートのメンタルトレーニングの指導をしています。
以下は講師の先生のお話で、私が特に「成程!」と気になったことです。
白石さんの話です。
メンタルトレーニングの目的は簡単に言えば「肉体のリラックス」と「精神の集中」をいかにするかです。
自分の力を120%出ている状態を「ゾーンに入る」といいます。
その為には自分の枠を超えるほどの目標をもつことが大事。
そうすることで自分の枠を壊してしまう。
日本ハムの田中選手は枠を壊すほどの目標を立て、その為にどうするかを決めて、実行するといいます。
言葉で書くと簡単ですが、実行することがなかなか普通の人に出来ないことなのです。
天外さんの話し。
天外さんはフロー理論を話しました。
フローとはwikipediaでは次のように説明しています。
「人間がその時していることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。」
これは白石さんが話していた「ゾーン」と同じ意味です。
天外さんは以前ソニーの上席執行役員でした。
ソニーは創業以来フロー理論で成長していたのに、アメリカ式の成果主義の考えを取り入れたことでダメになったと言います。
フローに入れば奇跡が起きます。
いつも何か、知らない人がサポートしてくれます。
自然現象がサポートしてくれます。
宇宙がサポートしてくれます。
天外さんはそのフローに入る入口を教えてくれました。
①崖から飛び降りると思われる位チョット無理と思われることに挑戦する。
壁を超えないとフローには入らない。
②ワクワクした遊び心を持つ。
自分が楽しいこと、仲間が楽しいと思えることをする。
正しい・正しくない、良い・悪いの判断でするとそのワクワク感が生まれない。
③目標をしっかり持つこと
時には目標を持つだけでフローに入ることが出来ます。
などです。
この他にもフローに入る色々な入り口があるそうです。
気が付いたらドンドン良くなっていて、知らない内にフローに入っていたということもあります。
西田さんのお話などは、明日書きます。