今朝テレビを見ていたら、売れているモノに乗っかる商法が紹介されていました。
よく言われる「コバンザメ商法」です。
この方法は起業家や小資本の会社が参入するのに適しています。
テレビで紹介されていたのはスマートフォーンに使われる、ペンや手袋等です。
スマートフォーンの画面にメモをするペンは従来からもありました。
でも紹介されたペンは、より細か文字が書けるなど、操作し易いペンでした。
もう一つは手袋です。
普通は手袋したままではスマートフォーンの画面を触っても操作できませんが、紹介された手袋は右手の指先に伝道糸を使っており、手袋をはめたまま操作出来るものです。
これも今、爆発的に普及しているスマートフォーンに追従し、乗っかった「コバンザメ商法」です。
私が以前に見たことがある「コバンザメ手法」で感心したのがあります。
それは八百屋なのですが、大手スーパーの駐車場近くに、バラック建ての様な簡単な建物をつくって営業を始めました。
営業を始めると、その八百屋に大変多くのお客さんが行くようになりました。
スーパーの野菜売り場より新鮮で美味しそうな野菜を売っています。
また、八百屋のお客さんはスーパーの駐車場を使っていますので、八百屋は駐車場を用意する必要がありません。
その内にその八百屋の周りに、魚屋が出来、その他スーパーのお客さん相手のお店が出来始めたのです。
もう一つ別な「コバンザメ商法」です。
結構、人の出入りの多いビジネスビルの正面玄関の片隅でレンタルボックスの店を開き、繁盛しているところまがありました。
レンタルボックスとは30センチ角程の箱を沢山用意し、そのボックスをレンタルします。
自分でアクセサリーや小物を作った人はそれを借りてそのボックスに入れて展示販売するのです。
この店もビルに出入りする客を当てにした「コバンザメ商法」です。
「コバンザメ商法」に似たような手法として、「ツイている人」に乗っかるというのがあります。
これは聞いた話です。
あるタクシーの運転手で成績が上がらず悩んでいました。
そんな時に、成績のいい運転手はどういう行動をするか知りたいと思ったそうです。
翌日からその成績のいいタクシーの後を追いかけるようにしました。
成績のいいタクシーは車を走らせていると、すぐ道端で手を上げるお客さんをキャッチするそうです。
そうすると、その後ろを走っているタクシーも不思議とタクシー待ちのお客さんに出会うようになりました。
これは「コバンザメ手法」というより、ツキのある人のマネをするとツキが回ってくるということでしょうか。
お金をかけず、確実に利益を出す。
「コバンザメ商法」は起業する人が「どこで」「どんな」商売をしたらいいか考える1つのヒントだと思います。