昨日の日経新聞に学生と資格について特集が書かれていました。
就職に有利だということで資格を取る人が増えています。
昨年10月にリクルートが大学4年と大学院生758名に資格の有無を尋ねたところ、7割の人が「ある」と答えたそうです。
定番の運転免許が一番多いですが、TOEICや簿記などのビジネス系の資格も多いです。
資格を取る学生が増えているのは、就職での武器として使えるからとい考えが大きいようです。
学生にしてみると、履歴書の資格欄が真っ白だとそれだけで落とされてしまうという不安があるようです。
そのため、就職業界に詳しい人の話では、将来のキャリアプランを明確に描けない学生にとって、資格を取ること自体が目的化していると指摘されています。
その傾向に対して企業側は冷めた目で見ているようです。
面接の時、なぜその資格を取ったのか、どう生かすつもりなのか、その質問にきちんと説明できないと、自分に自信がないから資格を取ったのでゃないか、逆にマイナス点になる時がると、ある面接官は言っています。
ユーキャンという会社はテレビで、資格があれば今のみじめな人生がばら色に変わるというイメージ広告を出していました。
罪な広告です。
下手な資格を取る位なら、いっそ1人旅に出たらどうでしょう。
1~2ヶ月間、1人で外国旅行してみるのです。
出来なければ国内でもいいです。
貧乏旅行をしてみると、人の温かさが分かります。
色々な人に出会って見聞が広がり、その人間性も高まるはずです。
1人旅の1番の収穫は自信が生まれることです。
もう1つ学生にしてもらいたいのはカーネギーの「人を動かす」という本を読むことです。
この本の事は以前にもブログで書きましたが、極端に言うと人生が変わります。
何回も読み返し、自分のものにすると、その人の考えが変わります。
しっかりした考え方が出来た人間ならば、企業側も喜んで採用します。
一層、大学の就職支援の一環として、学生に「人を動かす」の本を読ませ、その感想文を書かせるなどした方が、実のある支援になるように思います