先日街の中を歩いている時、フッと思ったことがあります。
人の成功心理とストーカー心理が似ているのではないかと。
人の脳は錯覚と現実との区別が出来なくなることがあります。
過去に起きた出来事も、いつの間にか自分を美化するような思い出にしてまうことがあります。
そしてそれが本当にあったと信じてしまうのです。
ストーカーは人を好きになった時「自分がこれほど相手のことを好きなのだから、相手も自分のことを好きなはず」という思い込みに陥ります。
相手の行動や思いは全て自分に都合のいいように解釈します。
このような妄想による思い込みを心理学的には「妄想性認知」というそうです。
昔あったテレビドラマの「101回目のプロポーズ」の主人公の武田鉄矢はストーカーの1人だと思います。
この「妄想的認知」をストーカー等の犯罪に使うのでなく、成功するための手段に使っている人はいるのではないでしょうか。
「自分は成功するのが当り前」「失敗などするはずがない」「失敗したことがないから反省もしたことがない」「いくらうまくいかなくてもネバーギブアップ」と思う人は時々います。
意識しなくてもそのような心理状態でいれるのです。
一見無神経で自己中心的な人に見えるかもしれませんが成功者に多いパターンです。
一般の人はそのような心理状態になるため、「ツイている!」とか「おまえは出来る人間なのだ!」言って自己暗示を掛けたりするのでしょう。
一方、ストーカーと言われる人はその心理になりやすい人なのです。
その心理を犯罪ではなく正しい方向に持っていけば、成功者と言われる人になれるのではないでしょうか。
人は1人1人性格も性向も違います。
そして人から欠点と言われる自分の性格・性向も時として、プラスに生かせて長所と変換することが出来ます。
先日歩きながらそんなことを思いました。