今、イギリスに興味があり、「古い家と家具にこだわるイギリス人」という本を読んでいます。
その中に子供の教育について書かれています。
少し紹介します。
イギリス紳士や貴族の性格形成に伝統に深くかかわってきたのは幼少期から青年期にかけての教育です。
7,8歳になるとプレパラトリー・スクール、13,14歳になるとパブリック・スクールに進学するようです。
その10年間余りの教育で、紳士、貴族になる為の人間的基礎教育が仕込まれます。
子供達は幼少期から両親や家族と離れ、寮生活をします。
寮生活そのものが厳しく、寂しい孤独に耐える教育になります。
食事も粗食で、スパルタ式の訓育の日々です。
上級生からのシゴキや、イジメにも耐えなければならないそうです。
その中でたくましい自立心と、強健な肉体が同時に作られていくのです。
イギリスでは昔から、選ばれた子供へのエリート教育が行われてきました。
この様なエリート教育に対して良い悪いの評価は別にしても、将来の国を背負うリーダーを育てる教育になるでしょう。
子供は小さい頃に教えられてことがその人格形成に大きく影響します。
イギリスの教育は、日本に一時あった、ゆとり教育とは正反対の教育方針です。