何かを評価する時、別のモノと比較してしまいます。
モノを買う時、「同じ値段ならこれよりあれがいい」と比較してしまいます。
比較と言えば、競争もそうです。
学生時代は勉強でもスポーツでも「あいつには勝ちたい」「あいつだけには負けたくない」という気持ちがありました。
仕事上では、他社との競争する時は、商品、価格、品質等比較します。
誰にも負けない努力をするとなると、泰然とした気持ではなく、比較し、競争心があります。
このように仕事中心でモノを考えるようになってきたせいか、私は人を見る時も比較するようになっていたようです。
それを指摘してくれたのは娘です。
この間夫婦と娘3人で旅行している時に言われました。
自分では意識していなかったのですが、人を比較して評価していると言うのです。
テレビを見ていても「タレントのAさんよりBさんがいい」とか「この役者と比べたらあの役者はまだまだ」と言っています。
テレビで言っている内はまだいいですが、それが私は自分の家族に対しても比較して評価していたようです。
本来は他と比較ではなく、1人1人その個人として評価されなければいけません。
そうでなけれが評価されたその人間は辛いものがあります。
私はそれを良くわかっているように思っていたのですが、そうではなかったようです。
そのような相手の思いを知らず、一生懸命に教えた上げているつもりでも、単に他との評価を話しているしかないということがあるのです。
大いに反省しました。
「負うた子に教えられ」ではありませんが、娘も大人になったと改めて感じました。
先日の旅は、そんなことも話し合い、教えられたいい旅でした。