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起業メンター日記

貧すれば鈍す

日本の言葉に「貧すれば鈍す」というのがあります。

「貧すれば窮す」ともいわれます。

「貧乏になれば礼節を忘れる」という例えです。

ここで私は貧乏を軽蔑しているのではありません。念のため。

世界中を見ると、貧しい国では犯罪が多いです。

食べていくために起きることです。

小説「レ・ミゼラブル」でもパンを盗んだ主人公が19年も牢獄に入ったというのもあります。

それでは貧乏は「悪」なのでしょうか

「貧すれば鈍す」の逆に、裕福になったら精神が高くなるのでしょうか。

色々調べたのですが「貧すれば鈍す」の反対語がありません。

決して裕福になったら精神意識が高くなり、人に優しく、悪いことはせず、皆幸せになるかというとそうではありません。

どちらかというと、裕福になればより欲が生まれ、精神は「貧」する傾向にあります。

日本には「 貧なれど卑ならず」という言葉もあります。

「武士は食わねど高楊枝」という言葉もあります。

貧しさに負けない精神の高さを表しています。

以前にもブログで書きましたが、城山三郎氏の小説で、国鉄総裁だった石田礼助氏を主人公にした「粗にして野だが卑ではない」というのがあります。

租・野・貧に負けない「精神の高さ」を語っています。

日本人はどちらかというと「清貧の思想」のように、過去の日本では、貧しさに負けない高い精神を保って来ました。

日本人のその高い精神を保つには、なまじっかモノにあふれた豊かな時代ではなく、少し貧しい方がいいのかとさえ思われてきます。

今の日本人は豊かです。

その豊かさと共に「鈍」になってきて、「卑」にもなってきているように思います。

そのような日本人の考えはそう簡単には変わらないでしょう。

それでも過去日本人の考えが大きく変わった出来事があります。

それは明治維新と敗戦です。

共に黒船だったり、戦争という外部要因によってです。

日本人ばかりでなく、ギリシャを見ても人間には自浄能力があまり無く、外圧でしか変えられないようです。

日本にもこれからそう遠くない時にその強烈な外圧が起きそうです。

その時は価値観が変わっていくのでしょう。

考え方も変わっていくと思います。

今それを受け入れる準備が必要です。

難しいかもしれませんが、私もその心構えを築いていきます。

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