テレビで若い女性が「自分へのご褒美」ということで、洋服を買ったり、美味しいものを食べに行っているのを見ました。
頑張った自分へ、自分でねぎらうこと。
ご褒美はやはりモノが多いです。
美味い酒を飲む為に、その1日所懸命仕事する。
勉強して合格すれば、自分に高価な時計を買う。
以前読んだイザヤ・ベンダサンという人が書いた「日本人とユダヤ人」に同じようなことが書いてありました。
私の記憶では「ユダヤ人は週末に恋人と一緒に美味しいレストランで食事をすることを予定に入れ、それに向かって1週間、懸命に仕事をする」と書いてありました。
ただこの「自分にご褒美を出す」がともすれば、ついつい自分に甘くなり、大したことないことでもすぐ褒美を出すことがあります。
これでは逆効果でしょう。
また、具体的な楽しみを作り、自分の欲を原動力にして頑張ること、これは我欲です。
我欲は即効性がありますが、本当の喜びでには結びつかないはずです。
刹那的に感じることもあります。
本当の喜びは自己満足より、他の人から受ける評価でしょう。
本当の自分へのご褒美は自分で自分を褒めるより、他の人から褒められる方が嬉しいものです。
マズローの法則の4段階目の「承認の欲求」がこれに当たります。
稲盛和夫さんが言う、人のために行うという「利他の心」
これを追求することは、それの見返りが無くても、結局「自分へのご褒美」になるのでしょう。
最終的にはこれに行きつくと思います。