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起業メンター日記

勉強しない学生

昨日来社された方とお話したことです。

その方は大学で就職カウンセラーの仕事をしています。

「最近の学生は勉強しないですね。それより常識的なことが分かっていない。」と言うのです。

例えば2万円の洋服が2割引きになっているという話している時、その2割引きはいくらになるかが分からない。

%の計算が出来ないのです。

大学で仕事をしているけれど、あまりにも大学生の程度が低くなったと嘆いていました。

誰でも大学行くことが果たしていいことなのか。

誰でも平等に大学に行けることが、その本人にとってもいいことなのか。

今朝の日経の一面に「勉強しない学生」という内容の記事が載っていました。

日米の大学生の学習時間がグラフで示されています。

1週間当たり16時間以上勉強する学生の割合は、アメリカは4割ほどですが日本は1割以下。

逆に1時間から5時間勉強する学生はアメリカが1割強ですが、日本は5割以上。

全く勉強しない学生はアメリカは0に対し、日本は1割います。

以前にもブログで書きましたが、40年ほど前、私はアメリカの大学に行っていたが、その大学生の勉強時間は生半可のものでありませんでした。

授業も2回欠席すると、落第。

テストもある点数以上取らないと落第。

ですから毎日勉強をしっかりしています。

(私はその時正式な学生でなかったのでそんなに勉強しませんでした。念のため)

その状況を見て、日本とアメリカの差は益々つくなと思ったものでした。

今は当時以上の違いかもしれません。

昨日の話でもう1つ。

前の話に繋がることですがが、今の日本人の指向は「面白い」ものばかりを求めているのではないかということです。

「楽しい」というならいいのです。

ダメなのは、ただ「面白い」ものです。

「楽しい」という言葉は、何かを努力した結果でてくる言葉です。

それは次に繋がり、モチベーションを高めることになります。

しかし「面白い」はただそれだけの感情。何も残りません。

人間の最低の欲求を満たすだけです。

テレビを見てもグルメ番組、お笑い番組、報道番組の面白いネタ探し、そしてセンセーションで大衆を煽る報道。

それらはマズローの法則の最低の「生理的欲求」を満たすだけ。

それ以上にならない日本人。それを助長するマスコミ。

もうそろそろ、その状況から抜け出さなければならないとの思いです。

昨日の2人の話の結論は、「このままでは駄目だ、変えなければならない」と思う人が、地道に周りの人1人1人に、語っていくことしかないのだ、ということでした。

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