ご存じの方も多いと思いますが、神田さんは経営コンサルタントとして多くの本を書き、コンサルタントとしても活躍している人です。
久しぶりにその神田さんが「2022-これから10年活躍できる人の条件」という題名の本を出されました。
その本には、神田さんは暫く癌と闘って生還したこと、そしてその後それまでの考え方見方が変わったことが書かれています。
日本はこれから数年のうちに、明治維新・敗戦と同じような、またはそれ以上の変革が起きると予想しています。
そしてその中で希望を捨てず自己変革をして生き抜くことが書かれています。
ご興味があれば読んで見てください。
その中で私が興味を持ったことがありました。
人口動態に基づく経済予測で名高いアメリカエコノミストであるハリー・S・デント氏の予想が紹介されていました。
そのデント氏の予測を神田氏が単純化して「景気は46歳~50歳の人口の増減によって決まる」と言っています。
この年代は人生で最もお金を使う年代であり、節約したくても出費を抑えられない。
子供は大きくなり、住居費、教育費をはじめとして様々な費用が一番かかる世代です。
どの国でもこの世代が多くなる場合、景気はよくなり、少なくなる時は景気が悪くなる。
たいへんシンプルな説ですが、過去に照らし合わせてみると無視できない精度があります。
デント氏はこれからの日本を予想しています。
日本がこれから若手の人口が少なくなります。
団塊ジュニアが40歳~50歳の層を過ぎてしまう2020年以降の日本の経済について「国も人もいずれは死んでしまう」と言っています。
最近はこの神田さんばかりでなく大変革が起きると予想する本が多く出版されています。
読んで単に付和雷同することは危険です。
それでも真剣にこれからの動きを読み解く材料となるでしょう。
もしもよければ神田さんのこの本をゴールデンウイークに読んでみませんか?
特に若い人にはいいかもしれません。