札幌はあいにく雨続きで外出がままなりませんでした。
でもお陰で本が読めました。
読みかけの本も入れて6冊。
それなりに充実した休みでした。
その中でいつもは読まない宗教的な本も読みました。
「ふしぎなキリスト教」という題名で、副題として「日本人の神様とGODは何が違うか?」となっています。
この副題に引かれて読みました。
キリスト教とユダヤ教のつながり、それを意識して生まれたイスラム教が興味深く書かれています。
キリスト教もユダヤ教もほとんど同じで、違うのはイエス・キリストがいるかどうかだと著者は書いています。
そして副題の「日本の神様とGODは何が違うのか」についてです。
ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も1神教です。
神様は1つしか存在しないという考えです。
一方、日本では神様は沢山います。
「八百万の神」といわれるくらいいます。
日本人からすれば、神様が沢山いてなぜいけないのかと思います。
元々原始宗教は神様が多かったのです。
この本の中では、日本人にとって神様は仲間みたいのものと解説しています。
その付き合い方の根本は仲良くすること。
大勢と仲良くすると自分の支えになり、ネットワークが出来ます。
この考えは日本人が社会で生きていく基本になります。
そうすると日本人から言うと1神教が不思議になります。
ユダヤ教などの1神教は、人はGODが創造したもので、その関係は主人と奴隷の関係。
GODは人間と血がつながらない全知全能で絶対的存在なのです。
だからGODは怖い存在で、怒られると滅ぼされてしまうこともあると考えるのです。
GODを信じるのは安全保障のためです。
GODが素晴らしいことを言っているから信じるのではなく、自分達の安全のために信じるという考え方です。
この本はその他に「イエスは神なのか人なのか」とか[精霊とは何か]等興味深いことが書かれています。
宗教本というより、「宗教解説本」という位置付けでしょうか。
15万部売れているといわれている本です。
宗教が読みやすく書かれています。
ご興味がありましたらどうぞお読みください。