土俵際に追い詰められるような経営をしてはいけないということです。
それとは逆に、仕事の余裕が出くると不安で仕方が無いという若い社長が私の周りにいます。
真面目に仕事に取り組んで行くと、時間に際限なく仕事をするのでしょう。
私は残念ながらそのような経験はなく、取り組めるそのバイタリティを羨ましく思いました。
そのようなバイタリティがあるところは、事業が順調に伸びている会社の社長に共通しています。
しかし時に、その仕事一筋の熱心さの陰で犠牲になっているモノも見受けられます。
そしてそのことに気付かず、取り返しがつかないことも起きます。
大きな病気になったりとか、家庭が崩壊していまったとか、仕事関係以外にネットワークが無いとか起きます。
直線的は発想だと、仕事がうまくいってから、次家庭のこと。その後は健康について考えようと思ってしまいます。
「仕事が上手く行かなければ家庭も上手くいかないし、精神衛生上も良くない」と言います。
そのような脅迫観念に陥ってしまいます。
しかし忙しいという仕事を改めて省みると、無駄な仕事が多いことに気付きます。
今必要ないことをしたり、人に任せれられるモノを抱え込んだりしています。
私はそんな時「ブタのしっぽ」を思います。
「ブタのしっぽ」については以前にも書きましたが、せわしなく動き回っているけど何の役にも立っていない意味です。
「肝心な仕事はなんなのか」を考えてみる。
この歳になって思うのです。
当り前のことですが、人生において大切なのは「仕事」ばかりではありません。
それと同等の重さで「家庭」「健康」「社会的貢献」「人格形成の勉強」等があります。
直線的でなく、マンダラ的発想でそれらをこなしていかなければなりません。
頑張る起業経営者の皆さん。
自分の人生を大切に!