いろいろ意見もありますが私は消費税増税賛成です。
昨夜のテレビの街頭インタビューで聞くと反対する人が多いようです。
誰でも自分の生活が苦しくなるのは嫌です。
「消費税増税についてどう思いますか?」と聞かれれば、嫌だと言う人が多いのは当り前です。
ただ将来のことを考え、子供・孫のことを考えれば消費税増税も仕方がないと思えます。
日本の国民負担率は40%以下です。
国民負担率とは国民所得に対する「国税+地方税+社会保障負担」の割合です。
日本の40%以下に対して、デンマークの国民負担率は世界で一番高く、70%以上ということです。
しかし、デンマーク国民は、自分達は世界で一番ハッピーだと思い、幸福度調査をするとデンマークが1位で、日本は90位だそうです。
安心した生活をするにはそれなりに高負担になるのは仕方がないのです。
ただ一方、増税反対の人達が言うように、国の支出を削減するという改革も大変重要です。
これなくしては国民が苦労して負担してもそれが自分達に還元されず、訳の分からないところに流れていく。
この恐れもあります。
これを改革するには国レベルばかりでなく地方でも改革が必要になります。
大阪の橋本市長がその口火を切って改革しようとしていますが、北海道・札幌はまだその気配が見えません。
私の高校の同窓生は道庁を退職後、道庁の外郭団体に役員として入り、67歳まではその身分は保障されているそうです。
その外郭団体は必要な団体か、そうではないのかはわかりません。
必要な外郭団体はあるでしょうが、整理すれば多くの団体が整理されます。
この「天下り」というシステムはデンマークなどではどうしているのか興味があります。
日本のシステムを変えるには、国民の意識も変えていかなければダメでしょう。
「総論賛成、自分に関する各論は反対」では何も前に進みません。
これからは国民も1人1人痛みを感じながら改革しなければなりません。
その痛みは、これからの日本を背負う「若い世代」のため、現世代が負わなければならない痛みです。