イジメは昔からありましたが、昔は表に出て来ませんでした。
私も今になってみれば「あれがイジメだったのか」と思うことがあります。
高校の同級生の中でいつもニコニコして、誰から何を言われても笑っていた男子がいました。
その彼に冗談を言ったりしてからかったこともあります。
でも私は冗談だと思っても、彼にとってはそうでなかったのかもしれません。
私がなぜそう思うのかというと、彼は卒業以来1度も高校の同期会・同窓会に出てきたことがありません。
高校時代は彼にとっていい思いではなかったのかもしれません。
彼は以前新聞に大きな病院の児童心理学の医局長として紹介されていました。
イジメはイジメている方は意識していなくても、イジメられている方はしっかり分かります。
昨日のブログに「畑仕事」と題して書きました。
その中で従姉妹の孫ことも少し書きました。
彼は皆が嫌うダンゴ虫、いも虫等をせっせと集めて喜んでいました。
私の子供の頃は昆虫をとって遊んだりしましたが、結構残酷なことをしました。
アリを踏み潰したり、アリの巣に花火を仕掛け、爆発させたり。
タレントのたけしさんが小さい頃、蛙のお尻からストローを入れお腹を膨らませた爆発させたという話は聞きましたが、さすがにそれは気持ちが悪く出来ませんでした。
子供は何も知らない、無垢と言われながら、残酷なのかもしれません。
でも小さな虫をいじめながら、これ以上してはいけないといことを学んだような気がします。
時としてそれが歯止めが利かなくなって、小動物をいじめたりするようになってくるおかしな人が出て来ます。
子供が小さい頃に、弱いものをイジメたらいけないと思う気持ちと、イジメる快感を得る「境」があるのかもしれません。
その時に「誰が、どのように教えたか」が大切な分岐点になります。
先ほど紹介しました従姉妹の孫は、皆が嫌がる虫を可愛いがります。
彼はきっと優しい大人になることでしょうね。